ビル経営管理士はビル経営に関する企画・立案から賃貸営業及び管理・運営に関する技能を学ぶことができる資格です。国土交通大臣認定の公的資格です。
ビル経営管理士の試験内容
資格種類 |
公的資格 |
受験資格 |
試験自体は誰でも受験可
ただし、ビル経営管理士に登録するためには実務要件が必要になります。 |
難易度 |
★★ 普通 |
受験対象者 |
社会人 |
試験日 |
12月 |
試験方式 |
- 企画立案:択一式試験
- 賃貸営業:択一式試験
- 管理・運営:択一式試験
- 総合記述:記述式試験
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合格率 |
70%前後 |
試験科目 |
- 企画立案
- 賃貸営業
- 管理・運営
- 総合記述
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出題範囲 |
- 賃貸ビルの企画・立案に関する知識
事業企画、ビルの商品企画、ビル建設と法規制、不動産投資理論、不動産事業の税務と会計及び事業分析、不動産の証券化に関する仕組みと法制及び税制、長期事業収支計画・長期維持管理計画、不動産特定共同事業・業務管理者実務、不動産投資顧問業登録制度、デューでりじぇんすの調査項目と結果分析、不動産投資市場及び不動産流通市場の知識及び分析、金融市場の動向に関する知識及び分析、遵法性の確保・アカウンタビリティー・プレゼンテーション・リスクマネジメント等を行ううえで必要な専門知識について。
- 賃貸ビルの賃貸営業に関する知識
賃貸条件の設定、テナントの募集、テナントとの契約手続き、テナントの入退去時の対応、テナント契約管理、賃料・共益費の改定、テナントニーズの把握、リーシング・マネジメント等を行う上で必要な専門知識について。
- 賃貸ビルの管理・運営に関する知識
プロパティマネジメント体制・管理企画業務、資産管理業務、ビル運営管理コスト・エネルギーコスト管理、館内規制の策定、管理委託契約締結・委託管理業者管理、業務品質評価、業務品質管理、ビルメンテナンスの管理、建物維持保全業務の管理、各種許可・届出等の手続き、立入検査対応管理等、日常管理業務に関するテナント等への対応管理、コンストラクションマネジメント、デューデリジェンス、ライフサイクルコストマネジメント、複合用途のプロパティマネジメント等を行う上で必要な専門知識について。
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定期的に試験制度の変更等があるので詳細は公式サイトでご確認ください。
ビル経営管理士の評価や収入など
ビル経営管理士の社会的評価
ビル経営管理士の知名度はあまり高くないため資格自体が評価されるということは少ない。しかし不動産管理会社では必須の知識を学ぶことができるためビル経営管理士で学んだ知識が評価されることがある。
ビル経営管理士の収入
資格手当を支給しているところは殆どない。ビル経営管理士は独立開業向けの資格ではない。
ビル経営管理士試験はこのような人が受験しています
不動産管理業で働く社会人、不動産業界への就職を控えた学生(ビル経営管理士に登録するためには実務要件が必要)。
ビル経営管理士試験の勉強方法
ビル経営管理士試験は独学でも十分合格できますが、下記サイトで講座を通信講座を開講しており、多くの人がこの講座を受講しています。
一般財団法人 日本ビルデング経営センター