エンジャパンで自己研鑽している人の調査が掲載されていました。調査対象の母数が11,422名なのでそれなりの信頼度があると思います。それによると自己研鑽している人は56%という結果になっています。
自己研鑽とは
自己研鑽(じこけんさん)とはスキルや能力を高めたり知識を深めたりすることで、具体的にはビジネス本の読書、ビジネスセミナー、資格の勉強などを言います。
自己研鑽している人で一番多いのは資格取得
自己研鑽している人の具体的な活動内容は次の通りです。
- 資格取得の勉強 44%
- ネット、アプリ、SNS等での情報収集
- 新聞・書籍の購読
- 語学の勉強
- 勉強会、セミナー、講習への参加
- 社会人サークル、異業種交流会への参加
- 通信講座の受講
- 学校への入学、通学
- その他
出所 エンジャパン http://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/3477.html
この調査結果をみると、大きく2つに分かれていて、資格取得や語学の勉強などの学習と勉強会やセミナー参加などの人脈形成で、自己研鑽ということの調査なので学習に調査結果が集中したものと思われます。
いずれにしてもなかなか労働環境が改善されない状況を打破、乗り切るためにはスキルアップを図らなければならず、そのための最も効率的な方法が資格取得ではないでしょうか。新聞や書籍の購読もいいですが、やはり勉強したことの成果を公的に証明できる資格は魅力的ですよね。
資格が全てというわけではないですが、人は見た目が8割ともいわれますし、資格の有無で世間での評価が変わることがあります。世間の評価を変えさせる資格というと、黄門さまの印籠のような「これでもか」というレベルの資格じゃないと…と思うかもしれませんが、そこまでの資格でなくても、チョットした資格でも会社での評価を変えるひとつのキッカケになることがあります。要はその資格のアピールの仕方ですよね。
いずれにしても世間での評価というのは一朝一夕で身につくものではなくて、毎日の取り組み方で大きく変わってきます。毎日30分勉強したら1ヶ月で15時間、1年で182時間、10年で1820時間です。毎日するのって意外に大変ですが、小さなことの積み重ねが大きな違いになるので、まだ資格の勉強をしたことがない人・勉強が苦手な人でも毎日コツコツ勉強をすれば、世間に評価されるような高難易度の資格合格も夢ではありません。
エンジャパンの調査結果をみる限り、調査対象の56%が自己研鑽をしていて、そのうちの44%が資格の勉強をしていることになっています。つまり、56%×44%=24.6%の人が資格試験の勉強をしている計算になります。意外に多いと思いませんか?「本当に?私の周りで資格の勉強をしている人はいないけど。」と思うかもしれませんが、実はこっそり資格の勉強をしている人が結構います。合格できなかったら恥ずかしいから…というのが受験を隠す理由なのでしょうが、あなたの周りにも実は資格を勉強している人がいるかもしれません。